都立高校の探究

改革著しい都立高校や都立中高一貫校についての情報まとめサイト。過去の進学実績などのデータも豊富に掲載。他県の情報も掲載。

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墨田川高校が「第二の新宿高校」と呼ばれる理由


新宿高校。2008年に23人だった国公立大学の合格人数が、2011年は67人。わずか3年で約3倍に増加したことになる。短期間でこれほどまでに大学合格実績が著しく伸びた学校はない。新宿高校躍進の原動力が進学指導重視型単位制高校への指定であることは間違いない。

指定以後に、自校作成問題、公募制による教員配置、学力別少人数授業、大学入試対策向け授業の展開、夏期講習や冬期講習の充実などが着々と進められ、「面倒見の良くない学校」から「完全面倒見主義の学校」へと変貌を遂げていった。

だが世間の評価はすぐに好転しなかった。一度根付いた「放任の新宿高校」という評判を変えるのには時間が掛かる。それでも、通う生徒や保護者、あるいは教育関係者の間で「新宿高校はかなり面倒見が良い」との評判がじわじわと広まっていった。そして2008年頃、「塾が勧める高校」という雑誌特集で新宿高校が大々的に取り上げられて、一気に「新宿高校はスゴイらしい」という評判が広まった。

今でこそ新宿高校の一般入試倍率は2倍を大きく超え、受験案内には「東京で一・二を争う超人気校」と紹介される。しかし8年前は、一般入試倍率が1.2倍の「入りやすい高校」だったのだ。たった8年でここまで評判が変わると、当時の教育関係者の誰が予想しただろうか。

さて、墨田川高校の話題に移る。この学校は府立七中が前身で、しかも校歌の作詞が幸田露伴。「隅田の川は 吾が師なり」の歌い出しではじまる名曲だ。その墨田川高校も、90年代は低迷が続いた。

2000年代に入って、新宿高校と同じく進学指導重視型単位制高校へと移行。これをきっかけに学校改革が進んだ。公募制で優秀な教員を集め、大学入試対策に力を入れる。特進クラスもつくった。

学校の教育力は、間違いなく新宿高校に匹敵するものを持っている。ただ、立地的なこともあってか、どうも地味な印象があって、あまり注目されない時期が続いた。2006年の墨田川高校の一般入試倍率は1.00倍。なんと全入である。

それでも、墨田川高校の面倒見の良さの評判は地元を中心に少しずつ広まった。「入試倍率は高くないのに、すごく面倒見の良い都立高校があるらしい。」といった具合にだ。

地元を中心に「隠れたお買い得校」として人気をじわじわ上昇させてきた墨田川高校。だが同校も、2010年頃から全都的な注目を浴びるようになった。週刊誌の「現役難関私大進学者数ランキング」という特集だ。

墨田川高校が、同レベルの他の私立高や都立高と比較して、有名私大の現役進学者が抜きんでていたことが、調査によって明らかになった。この情報はまたたくまに東京中に広まり、「東京屈指の面倒見が良い高校」として、最近では完全に定着してきたようだ。

2011年度は推薦入試倍率が5.44倍に達して、都立屈指の高倍率となった。ほんの数年前は、推薦入試すら倍率2倍に満たなかった。まさに隔世の感である。

ただし、墨田川高校の教育力の高さと将来性を考えれば、まだまだ入試倍率は低いと思う。墨田川高校の一般入試倍率が、3〜4年後に2倍を超えていても不思議ではないのだ。墨田川高校は第二の新宿高校となる。もしも通学圏内に墨田川高校があるならば、まだまだ入りやすいお買い得な学校である同校をぜひ志望してほしいと思う。

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都立白鴎高校の評判と教育

進学校には自由な校風を売りにする学校が多い。しかし、「落ち着いた環境の学校が良い」「茶髪がいるのは嫌だ」「自由すぎる学校はちょっと…」という中学生も少なくないであろう。

上位進学校ながら、生活指導をしっかりとおこなう規律重視派の都立進学校もある。都立白鴎高校だ。白鴎高校は旧制一女の流れをくむ屈指の伝統校。昔から生活指導には定評がある。

白鴎高校は、マジメな生徒が多い印象がある。事実、「高校でアルバイトなんてとんでもない」「茶髪は不快だ」と語る生徒が白鴎には多い。マジメに青春を過ごしたい考えている中学生にとって、白鴎高校は選択肢の一つに入ってくるだろう。

学習指導の面倒見も良い。「辞書は友達、予習は命」は白鴎高校で語り継がれる有名な言葉だが、授業は予習必須。長期休業中の補習・講習も充実している。大学進学率は、入口の偏差値と比較してかなり良い。

また白鴎高校には、伝統芸能教育の先駆校としての実績がある。歌舞伎などの役者の子弟や、現役最年少の棋士が在籍していたりする面白い学校だ。長唄三味線部や和太鼓部、囲碁将棋部は屈指の強豪校である。

以下は、あるサイトに掲載されていた白鴎高校の評判にかんする書き込みだ。志望校選びの参考にするといいだろう。



初めまして。5年生高入生の女子の母です。
一般的都立よりも、校則特に制服などの着こなしについては私立なみに厳しいと思います。
はちきれたいタイプには息苦しいかもしれません。
 
 「辞書は友達」がフレーズにありますが、娘から聞いた話では授業は予習が前提ですから、数学などは予習していないと、いきなり板書を当てられても困るのできっちりやっていくようにしているようです。
 4年生は2クラスが高入生クラスで、数学などは別カリキュラムです。一貫性の方が進度が速いため。5年生では、進路の希望で高入生と中入生が一緒になりますが、うまく刺激しあいながらやっていますよ。
 PTAの役員やPTA会員の研修会(日帰りバスツアー他)各学年で企画ありますが、先生方ともわきあいあいと話せママ友もできて、楽しいです。

 大学実績などは、中高一貫になり今年で6年そろいましたので、今までの実績と来年出る実績は違うでしょう。
都立中高一貫校としての実績を問われるので、実績がでると今までのような入りやすい倍率ではなくなると思います。

 学校としての熱意、意欲も熱く、自習教室や東大生のチューターをお願いしての質問コーナーも3教科について設定されていますし、夏季講習会では勉強合宿もあります。もちろん任意ですので、塾でガンガンする方もいます。
 世界一受けたい授業に出演されるような先生もおられますし、数学のある先生は子供の質問やプラスαの課題プリントも作成し、一生懸命取り組んでくれています。

 娘の学校見学の時がたまたま地域の方々とふれあう日に訪問したのですが、学校見学の案内役の生徒が学校に選ばれた生徒でなく、自分から奉仕の時間を選択した生徒さんの案内でした。とある私立では、学級委員や顔となる生徒を指名してやらせている所もありましたので、その点が新鮮でした。
白鴎生徒さんの生の声を聞いて決めました。今娘は学校が楽しいと喜んで通っています。親にとってこれが一番です。

 いろいろな見学の機会(学校主催、授業風景見学等)があると思いますが、是非生徒に話しかけて生の声を聞いて、ここは?と思う学校には何度も足を運ばれたほうがよいと思います。





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小山台高校の復権 理念と伝統

小山台高校が脚光を浴びている。経済界に圧倒的なOB網を張り巡らせている同校はついに、菅直人、内閣総理大臣まで輩出した。ある雑誌が高校人脈を特集していたが、それによれば小山台高校の経済界人脈は全国トップだという。

大学進学実績においても、完全に復権した。得意の理工系大学進学で、最難関の東京工業大学に6名もの合格者を輩出した。入口の偏差値からは考えられない好実績である。

確かに小山台高校は、学習指導の面倒見がよく、しばしば「予備校いらず」だという評判を受ける。だが小山台は決して受験偏重ではない。同じくらい、いやそれ以上に、リベラルアーツ教育を重視している。

小山台高校のように、見事なほど大学進学指導プログラムとリベラルアーツ教育を統合した学校は多くない。都内でいえば、東大・京大現役合格率が共学トップにまで復権した都立日比谷が、大学進学と教養教育の二兎を追う教育を展開している。小山台の教育は、日比谷のそれと似ているのだ。

小山台には明確な教育理念があり、伝統がある。例えば小山台を語る際に、運動会抜きでは語れまい。1つの行事にここまで一致団結し、地域を巻き込むほどの熱い行事に仕立て上げるのは、小山台の伝統力のなせる業だろう。

また同校は、同窓会の組織も強固だ。同窓会は財団法人になっており、夏休みのイギリスへの語学研修や、ドイツやイギリスへの好感ホームステイを援助している。

小山台は理数系のイメージが大変強い。だが、国際交流活動の活発さからわかるように、理系や文系という枠にとらわれない、幅広い教養教育を重視していることが分かる。小山台の創立以来の教育理念である。

小山台がこの教育方針を保ち、伝統を継承し続ける限り、21世紀も優秀な人材を輩出し続けるであろう。

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日比谷高校か開成高校か

前回からの話の続き。これからの都内の高校入試で最上位の受験生は、日比谷高校か開成高校かで迷うことになる。もちろん、日比谷と開成で迷うのは男子の話。

女子だと偏差値での競合は慶應女子高校や東京学芸大学附属高校あたりだろう。だが、日比谷は学年最下位でも早慶に合格、慶應女子に合格する学力をもってすれば東大だって射程距離内なのに、日比谷より慶應女子を選ぶのは明らかな学歴的大損で、よほど慶應に強い憧れのある女子生徒をのぞけば、日比谷を選ぶであろう。東大・京大の現役合格率で日比谷に負けた学芸大附属もすでに敵ではない。

したがって興味の対象は、やはり日比谷と開成の今後の力関係の変化になる。結論から言えば、高校受験の最高峰は日比谷となり、開成高校は日比谷の併願校化が進むことになる。

それはなぜか。受験生の視点からすると、開成高校よりも日比谷高校のほうが魅力に映る点が多いからだ。1つ1つ丁寧に見ていけば、高校受験の最上位の生徒が日比谷に回帰するのは必然であることが分かる。

第一に、東京大学や京都大学などの超難関大学の合格実績。開成高校の生命線と言ってもいい。さまざまなメデイィア、あるいはネット上で、開成高校の勢いの低下が指摘されている。超難関大の合格率は、神奈川の完全中高一貫校、聖光学院にすら敗北している状況だ。

開成高校は生徒数が多いマンモス校であり、数で稼ぐ学校。しかし、その手法が低迷を招いている。足を引っ張っているといわれるのが、新高と呼ばれる高入生。高入生がかなり質的に低下している。10年前とは比較にならないほど、高入生が東大や京大、医学部に合格しなくなってきている。

そして、高校入試から入ってきた生徒だけで合格実績を比較すれば、すでに開成高校よりも日比谷高校のほうが東大や京大の合格者が多い。この差は来年以降もさらに開くこと必至である。

第二に、高校入試からの入学者を3年間で合格に導く教育力。開成は中高一貫主体の学校。6年間の教育ノウハウはどの学校よりも豊富。だが、3年間で導くノウハウは持っていない。開成の手法は、高校から入ってきた高入生を、中高一貫型に押し込めるというやり方。これでは、高入生は伸びない。高校から入ってきた生徒が一番伸びるのは3年型カリキュラム。中高一貫型への途中編入より格段に配慮された高入生のための教育課程。

ただし、3年型カリキュラムの質は学校により大きな差異がある。質の悪い3年型カリキュラムを提供する学校もなかにはあるのが現実。カリキュラムを格付け評価するならば、日比谷のカリキュラムはAAA(トリプルエー)。まったく隙がなく、濃密で重厚。第二外国語が履修できることや、SSHの指定で大学並みの研究環境があることも評価を高める要素となる。

このカリキュラムの差こそが、開成高校よりも日比谷高校のほうが高入生の超難関大合格者が多いという、大学合格面での差にあらわれる。(もっと言えば、日比谷の教育の本領が発揮されるのは大学進学後。実は大学合格ではない。日比谷の教養主義は、大学の教養課程に通じるものがある。)

第三に、高校単独校としての魅力。高校とは、本来はまったくの白紙の状態からはじまるもの。中高一貫校は人間関係がすでに固定化してしまっているため、どうしてもなじめない子がクラスあるいは部活動などで出てきてしまう。高入生よりも内進生が多数派を占める学校はなおさらそういう傾向が出てしまう。行事も内進生が主導で、高入生の活躍する場が限られがちである。

第四に、歴史的必然性。開成高校はもともと、戦前から戦後も長らく日比谷高校の併願校という位置づけであった。それが、例の学校群制度が導入され、共産党系の知事が導入当初の意に反して存続しつづけたために、日比谷に最上位の生徒が入学することが困難となり、仕方がなく開成高校に進学した。そして、開成高校が日比谷の代わりとして進学実績を伸ばしたのであった。日比谷が全都から受験可能となり、再び全国最高レベルの学校になろうとしている今、高校受験の最上位の生徒が、日比谷に回帰してくるのは必然。元の状態に戻ろうとしているわけである。

開成は高校募集で募集人数の2倍の合格者を出すが、今年度も相当数が日比谷や都立西へ抜けた。この調子だと、日比谷や都立西はどんどん進学実績を伸ばす。先ほども言ったように、すでに高入生だけでは、開成よりも日比谷のほうが東大合格者は多い。そしてこの差は確実に開き続ける。

高校受験に絞れば、日比谷や西が第一志望で、第二志望校に開成や学芸大附属というのが、最上位の受験パターンになりそうな様相である。

ただ、開成高校は確かに高校募集で苦戦が続きそうであるが、壊滅的な凋落をすることはないだろう。なぜならば、開成は中高一貫教育が主体の学校。中学受験生にとっては魅力ある学校だからである。難関大合格実績を最近は高入生ではなく内進生が稼いでいるから、全体の数字は大幅な下落をすることはないだろう。ゆるやかな減少曲線にとどまる可能性が高い。

開成も日比谷も伝統校であり、その歴史は100年を超える。2校には、学校を代表する共通の伝統行事がある。臨海合宿である。開成は館山で、日比谷は勝山で、伝統ある日本泳法を学ぶ。このような行事が戦前より現存している高校は、日本でも希少である。

ただし、開成の臨海学校は、中学1年生が対象。高校生は参加できない。開成を代表する行事なのにである。臨海学校だけでなく、開成を代表する行事で、高入生は参加できないものは少なくない。その理由は明快で、開成はやはり、中高一貫教育が主体の学校だからである。

開成の先生は高入生を「編入」と呼ぶそうだ。これがすべてを表している。「編入」を辞書で調べると、「すでにできている大きな組織に途中から組み込むこと、吸収すること」と解説されている。「すでにできている大きな組織」とは内進生のことで、高入生は補完的存在には過ぎない。だから、代表的な行事もすべてに参加できるわけではない。中学から入ってこそ、開成の教育を十二分に享受できるのである。

以上が、開成より日比谷が選ばれる理由である。



※問い合わせを受けて
「開成高校、合格辞退者激増のナゾ」という扇動的な記事をある塾の受験情報誌が出したようだ。私の方へも問い合わせがあって意見を求められたが、諸事情から断るに至った。しかし、このようなブログ記事を書いておいて何も分析しないのは高校研究家として申し訳ないので、簡単に追記というかたちで記しておく。

2011年度の高校入試結果が揃ったが、開成高校は募集人数100人に対して合格者数は繰り上げを含めて240人と予想される。開成高校は繰り上げ合格実数を公表していないため推定値である。

開成高校合格者の半数を大幅に超える受験生が、開成高校に受かっても辞退している。140人の大量辞退だ。この数は私の持っている資料で遡れる限りは過去最多。今年は合格辞退者が続出したため繰り上げ合格がかなり増えた。

この理由について断定はできない。さまざまな要因が重なった結果であろう。ただ、私が把握しているだけでも2ケタの中学生が今年、開成高に受かりながら日比谷高へ進学している。この中には駿台全国模試で順位1桁の男子生徒も含まれる。日比谷高の復権が、開成の高校入試の地盤沈下の一因となっていることは間違いないと思う。

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日比谷高校「脅威論」 開成・筑駒を凌駕する勢いで2011年度入試は大波乱

日比谷高校が伸びまくっている。東京大、京都大、国公立医学部などの超難関大の進学実績伸び率は全国でダントツの一位で、驚異的なスピードで超進学校化している。

高校入試にも異変が起こっていると多くの受験関係者が言っている。男子では開成高校、筑波大附属駒場高校を蹴って日比谷高校に進学する受験生が「激増」している。開成の合格者水増しは過去最高になり、筑駒は都立合格発表後に繰り上げ合格をかなり出した。開成や筑駒は中学から入る学校、高校受験の最優秀層は都立日比谷へ―その流れが大きくなり、当たり前となりつつある。(この流れは現高3あたりからなので、来年以降はさらに日比谷の東大合格が倍増するだろう)

凋落が著しいのは国立大附属高校。学芸大附属高校、筑波大附属高校、お茶の水女子大附属高校はかなり落ちてきている。特に学芸大附属高校は、東大や京大の現役合格者数では日比谷に勝てなくなってきた。今年は日比谷のほうが現役合格は上である。いわんや東大に次ぐ東工大、一橋大の現役合格は日比谷の圧勝状態だ。

学芸大附属は浪人の多さが目立つ。現役進学率は5割を切ってしまっている。生徒の先天的な能力だけに頼って胡坐をかいていたが、ここにきてそれが通用しなくなってきた。

覚えているだろうか。私は3年前に予言した。国立大附属は入学後の弊害があまりに大きいので、今後は最優秀層が日比谷に進学するようになり、学芸大附属や筑波大附属離れが顕在化すると。自分で言うのもなんだが、見事にその通りになっている。

一部で批判されたこともあったが、多くの方は私の考えに賛同してくださった。今の高校受験生には、どう考えても国立大附属よりも都立トップ校のほうが魅力的なのである。

こうなると受験関係者から聞かれるのは、「日比谷高校脅威論」とでも言おうか、日比谷高校が一気に日本のトップ進学校にまで復権するという予測が強まっている。

今年、海城高校が高校募集を完全停止を発表した。海城は完全に都立トップ校の大波に飲み込まれてしまった。特定の校名を出すのは憚れるが、今後もかつての難関私立高校が次々と高校募集を縮小または停止するだろう。

ところで、最近の私立高校は、高校から入学した外進生(高入生とか新高と言うこともある)の軽視が露骨でひどすぎる。明らかな高校受験軽視である。

某受験掲示板には、中学から入学した保護者が「高校募集を停止しろ」「高校から入学する生徒は役立たず」といった書き込みで溢れている。悲しいかなこれが実情なのだ。最優秀層の高校受験生にとって最後の「楽園」である都立トップ校の人気が高まるのも無理はない。

2011年度の高校入試予想が模試業者や大手塾ではじまっているが、第一志望が日比谷で、第二志望が開成や筑駒、学芸大附属という受験生がトップ層で今まででは考えられない数になっているらしい。われわれは従来の常識を捨てることが肝心だ。時代は確実に動き、変化している。

日比谷がなぜトップ層に圧倒的支持を受けているのか。教養溢れる最高レベルの教師陣、日本最高といわれる伝統、永田町という立地、中高一貫校ではない稀少な環境、文武両道、共学校…日比谷の魅力を挙げればきりがない。

ただし、それだけではない。日比谷など都立トップ校が高校受験生のためだけの理想郷を築いたきた一方で、国立大附属や私立は中高一貫生ばかりを重視し、高校受験生を軽視し続けた。日比谷人気の背景には、国私立高校の高校受験軽視もあることは付け加えておきたい。





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